AI Overviewsは現在、米国のGoogle検索結果ページの61.43%に表示され、2年前の5.93%から増えています。これは DataForSEOのSearch Insider 2026の主な結果です。同レポートは、2024年9月から2026年8月まで毎月、同じ2,000万キーワードのパネルを確認しています。
結果ページの他の部分も、それに合わせて変わりました。強調スニペットはほぼ消え、動画の結果は倍増し、フォーラムのボックスは空間の3分の2を失いました。39%から88%という他の推定値を目にしたことがあるなら、そのほとんどは間違っているわけではありません。それぞれ異なるものを測定しているのです。この記事では、どの数字がどの問いに当てはまるかを説明します。
このページは、 Search Insider 2026の発見に関するシリーズの一部です。
重要ポイント
- AI Overviewsは、2026年8月に米国のGoogle検索結果ページの61.43%に表示されました。DataForSEOの2,000万キーワードの月次パネルでは、2024年9月の5.93%から増えています。
- AI Overviewsの表示率は1年で2倍になりました。2025年8月の30.70%から2026年8月の61.43%です。Googleはこれを縮小していません。
- 同じ24か月間に、強調スニペットは結果ページの8.96%から0.44%に減り、ディスカッションとフォーラムは21.13%から7.42%に減りました。
- 動画の結果は9.67%から19.98%に倍増し、ローカルパックは19.98%から25.99%に増えました。
- 公表されているAI Overviewの表示率は約39%から88%の範囲にあります。これは、実際の検索を数える調査、キーワードを数える調査、商業系のクエリだけを数える調査があるためです。
データが示すもの
AI Overviewsは、2年のうちにGoogleで珍しい機能から標準的なものになりました。DataForSEOの米国の2,000万キーワードの月次パネルでは、AI Overviewのある結果ページの割合が、2024年9月の5.93%から2026年8月の61.43%に上がりました。同じ期間に、AI Overviewsはレポートが追跡した他のどのSERP機能よりも速く成長しました。
成長は一直線ではなく、段階を経て起きました。AI Overviewの表示率は2025年2月まで10%未満にとどまり、2025年3月に14.67%へ跳ね上がり、2025年6月に30%を超えました。2025年10月には43.76%に達し、その後7か月にわたって41.81%から45.00%の間で推移しました。
二つ目の段階は2026年に起きました。AI Overviewsは4月の45.00%から、5月に49.57%、6月に53.08%、7月に60.02%、8月に61.43%へと上がりました。4か月で16ポイント以上増えたことになります。
Googleは撤回しているか
GoogleはAI Overviewsを撤回してはいません。DataForSEOの24か月分のデータでは、AI Overviewの表示率が前月比で下がったのは5回だけで、最大の下落は1.95ポイントでした(2025年10月の43.76%から、11月の41.81%)。どの下落も、6か月以内に新しい最高値が続いています。
「2026年と2025年の比較」に対する最も明確な答えは、前年比の比較です。2025年8月には、パネルの結果ページの30.70%にAI Overviewがありました。2026年8月には61.43%にありました。12か月で2倍になっています。
撤回の話は、たいてい単一のクエリや単一の日の出来事から生まれます。AI Overviewsは検索ごとに変わるため、昨日表示されたクエリが今日は表示されないこともあります。しかし、数百万のキーワードを見渡すと、その方向は一方向です。
AI Overviewsが置き換えたもの
AI Overviewsは、ページにボックスを一つ加えただけではありません。他のSERP機能は、成長するにつれて場所を譲りました。 強調スニペットと、ディスカッションとフォーラムが最も減り、動画とローカルパックが増えました。次の表は、DataForSEOの表A4から、四半期ごとの各機能を示しています。
| 月 | AI Overviews | ローカルパック | 動画 | ディスカッションとフォーラム | 強調スニペット |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年9月 | 5.93% | 19.98% | 9.67% | 21.13% | 8.96% |
| 2024年12月 | 9.09% | 19.89% | 10.02% | 24.93% | 7.92% |
| 2025年3月 | 14.67% | 20.41% | 8.40% | 19.64% | 6.39% |
| 2025年6月 | 30.27% | 19.40% | 6.01% | 17.56% | 4.03% |
| 2025年9月 | 36.19% | 19.32% | 18.38% | 15.96% | 1.52% |
| 2025年12月 | 42.57% | 16.54% | 28.35% | 13.13% | 1.70% |
| 2026年3月 | 43.38% | 26.94% | 24.65% | 13.58% | 1.32% |
| 2026年6月 | 53.08% | 26.34% | 26.27% | 11.95% | 1.06% |
| 2026年8月 | 61.43% | 25.99% | 19.98% | 7.42% | 0.44% |
強調スニペットは8.96%から0.44%に減りました。そのため、かつて「ポジションゼロ」を獲得していたページは、今ではAI Overviewの中で引用を争うことが多くなっています。二つの形式の違いは、 AI Overviewsと強調スニペットの最適化のガイドで解説しています。
ディスカッションとフォーラムのボックスは、RedditやQuoraなどのサイトのフォーラムスレッドを表示するSERP機能ですが、21.13%から7.42%に減りました。同じレポートでは、Redditのオーガニック順位は上位10件の約3分の1で横ばいでした(2026年第3四半期に32.15%)。減ったのはSERP機能であり、Redditのオーガニック順位ではありません。
動画は全体として倍増しました。2025年8月の5.85%から、2025年10月には31.05%へ急増し、その後19.98%まで下がりました。ローカルパックは2025年10月に11.47%まで下がり、2026年2月からは約26%まで回復しました。レポートは、どちらの変動も説明していません。動画はAI Overviewsの中でも重要です。 AI Overviewsのトラッキングでは、YouTubeが最も引用されるドメインでした。2026年6月24日から7月23日までの1,905のプロンプトに対する2,010の回答のうち、4.8%でリンクされていました。
他の調査が一致しない理由
公表されているAI Overviewの表示率は、約39%から88%の範囲にあります。各調査が異なるものを数えているからです。実際の検索の割合は最も低く出る傾向があります。これは、検索ボリュームの多い検索ほどAI Overviewが表示されにくいためと考えられます。広範なキーワードのパネルは中間に位置します。小規模で手作業で選んだ追跡セットや、商業系のクエリだけのパネルは最も高く出ます。
| 情報源 | AI Overviewの表示率 | 測定対象 | 時期 |
|---|---|---|---|
| Comscore(Search Engine Land経由) | 39.4% | 米国のデスクトップでの実際の検索 | 2026年6月 |
| サードパーティのトラフィックデータ( TechCrunch経由) | 43% | 実ユーザーによるGoogle検索。1年前の15%から増加 | 2026年7月に報告 |
| DataForSEO Search Insider 2026 | 61.43% | 2,000万キーワードの米国パネル。各キーワードを1回ずつ数える | 2026年8月 |
| seoClarity( Search Engine Roundtable経由) | 62%超(業界別では55%〜84%) | 追跡したクエリ | 2026年10月に報告 |
| Advanced Web Ranking( Xponent21経由) | パーソナライズなしで80.56%、パーソナライズありで85.55% | 米国の追跡キーワード8,000件 | 2026年10月26日 |
| SE Ranking(Search Engine Roundtable経由) | 82.5% | 米国のブランド検索のみ | 2026年10月に報告 |
検索の割合とキーワードの割合。 Comscoreなどのトラフィックパネルは、実際のユーザーがどれだけ頻繁にそのクエリを実行するかで各クエリを重み付けします。ブランド名やサイトの検索などの主要なクエリは、検索全体の大きな割合を占めますが、AI Overviewsが表示されることは少なめです。DataForSEOの四半期パネルにも同じパターンが見られます。2026年第3四半期に、ナビゲーション系の検索でAI Overviewが表示された割合は34.03%で、情報系の70.44%より低くなっています。月間601件以上の検索があるキーワードで表示された割合は48.62%で、201〜300件のキーワードの58.59%より低い結果です。
広範なパネルと選ばれたセット。 8,000件のキーワードを追跡するトラッカーは、それらを理由があって選んでいます。そうしたリストは、AI Overviewsがよく表示される質問や調査系のクエリに偏りがちです。DataForSEOの2,000万キーワードのパネルは、ロングテールをはるかに広く含みます。
商業系のパネル。 AIエンジンは、「X に最適な Y」のような商業的な修飾語を含む少数のキーワードのパネルについて、Semrushに帰属する88%という数字をよく引用します。Semrushは、2026年8月の米国のデスクトップで、そのような400のキーワードについてこの数字を報告しています。これは一つのクエリタイプを表すもので、Google全体を表すものではありません。
パーソナライズ、デバイス、日付。 Advanced Web Rankingは、同じキーワードで、パーソナライズされた結果とされていない結果の間に5ポイントの差を確認しました。Comscoreの数字はデスクトップのみです。そして、2026年4月から8月の間に表示率が16ポイント上がっているため、2026年春の調査は今日の時点では低く見えるでしょう。
表示率は、検索意図や業界によっても異なります。2026年第3四半期では、情報系が70.44%で首位で、商業系(51.35%)、ナビゲーション系(34.03%)、取引系(28.64%)が続き、いずれも2025年第4四半期より上昇しています。 商業系の検索におけるAI Overviewsの記事では、その内訳を扱っています。
自社のキーワードを測定する方法
あなたのプランにとって重要なAI Overviewの表示率は、自社のキーワードに対するものだけです。市場全体の数字は期待値を設定しますが、どのくらいのクエリにAI Overviewが表示されるかは、自社の検索意図、検索ボリューム、業界の組み合わせで決まります。キーワードまたはプロンプトごとに、固定の国から測定し、時間をかけて繰り返してください。
まずSearch Consoleから始めましょう。その生成AIレポートは、GoogleのAI機能における自社ページの表示回数を示しますが、クリック、クエリ、競合は示しません。 Search Consoleの AI パフォーマンスレポートの記事では、そのレポートでわかることとわからないことを説明しています。
次に、重要なクエリをトラッカーで実行してください。AI Overviewが表示されたかどうか、どのページを引用したか、自社のページが含まれていたかを記録します。 Google AI Overviewsのトラッキングのステップごとのガイドでは、プロンプトの選び方、エンジン、頻度を扱っています。
ブランドが今すべきこと
- 自社のAI Overviewの表示率を測定してください。 重要なクエリを、 AIランクトラッカーでAI OverviewsとAI Modeに対して実行し、どのクエリでAIの回答が表示されるかを記録します。市場の平均を前提に計画を立てないでください。
- AI Overviewが表示されるクエリについて、トラフィックの予測をし直してください。 そのページではクリックの動きが異なります。 順位別のオーガニックCTRと、 AI Overviewが表示されたときにクリックがどこへ行くかの記事が基準値を示しています。 CTRギャップレポートでは、各クエリを自社のクリックの曲線と比較できます。
- 強調スニペットの作業を、引用の作業に切り替えてください。 強調スニペットは結果ページの0.44%にしか表示されないため、代わりに、自社のクエリについてAI Overviewsがどのページを引用しているかを確認してください。 ソース・引用インテリジェンスでは、エンジンごとに一覧できます。
- 順位は高いのに引用されていないページを見つけてください。 順位と引用のギャップレポートは、自社の順位は高いのに、AIの回答が他社を引用しているクエリを示します。
- 動画とローカルに備えてください。 動画は結果ページの19.98%に、ローカルパックは25.99%に表示されています。自社のカテゴリでどちらかが表示される場合、それらはAIの回答の外側で、まだ獲得できる場所です。
まとめ
AI Overviewsは、米国のGoogle検索結果ページの10件中6件に表示されており、傾向は依然として上昇中です。正確な割合は何を数えるかによって変わるため、露出の規模を見積もるには検索数の割合を、自社の作業を計画するにはキーワード単位のトラッキングを使ってください。いずれにしても、SEOの計画が前提としていた検索結果ページの最上部には、今やAIの回答があり、強調スニペットはほぼ消えています。
