Discussion Technical SEO Server-Side Rendering

AIのクローラビリティにおけるSSR vs CSR ― 切り替えでAI引用が2倍に増加したデータ公開

DE
DevOps_SEO_Dan · テクニカルSEOリード
· · 112 upvotes · 10 comments
DS
DevOps_SEO_Dan
テクニカルSEOリード · 2026年1月9日

私たちはCSRからSSRへの移行を終え、AI可視性のインパクトが非常に大きいことを実感しました。

移行前の構成:

  • React SPA(シングルページアプリケーション)
  • コンテンツはJavaScriptでローディング
  • SSRやプリレンダリングなし
  • ユーザーには見栄え良し、クロールでは一部見えない

発見した問題:

Am I Citedを使ったところ、Googleの順位は高いのにAIの回答にはほとんど登場しないことが分かりました(GoogleはJSをレンダリングします)。

仮説:AIのトレーニングボットはJavaScriptを実行していないのでは?

移行内容:

  • Next.jsのSSRを導入
  • 重要コンテンツはサーバー側でレンダリング
  • インタラクティブ要素はクライアント側でハイドレーション

3か月後の結果:

指標移行前(CSR)移行後(SSR)
AI引用率8%17%
ChatGPTでの言及まれ定期的
Perplexityでの引用ほぼなし安定的
Google順位良好変化なし

2倍の改善は本物です。

AIクローラビリティ対策でレンダリングに悩んだ方いませんか?

10 comments

10件のコメント

WE
WebCrawler_Expert Expert クローラインフラリード · 2026年1月9日

クローラインフラの構築経験から、なぜこうなるのか説明します。

各種クローラーのJavaScript対応:

クローラー種別JSレンダリング備考
Googlebotあり(遅延あり)WRSがJSレンダリングをキュー処理
Bingbotあり(一部制限)一部JS対応
AIトレーニングボットほとんどなしレンダリングより速度重視
RAGクローラーケースバイケース実装による

AIボットがJSを飛ばす理由:

  1. スケール ― 数十億ページのレンダリングはコスト高
  2. 速度 ― JSは遅延要因
  3. 信頼性 ― JSは壊れたりタイムアウトする
  4. シンプルさ ― HTML優先が簡単

実務上の意味:

JavaScript必須のコンテンツはAIのトレーニングデータに含まれない可能性大。モデル上「存在しない」ことに。

SSRが完全解決します。

HTMLレスポンス=確実なアクセシビリティ。

RS
ReactDev_SEO · 2026年1月9日
Replying to WebCrawler_Expert

開発者視点も補足します:

元々CSRを選んだ理由:

  • 開発が速い
  • ユーザー体験が優れる
  • デプロイが簡単
  • モダンなJSエコシステム

SSRに切り替えた理由:

  • AI可視性(主目的)
  • SEOの一貫性
  • コアウェブバイタル(LCP改善)
  • クライアント側の計算量削減

移行は一筋縄ではいきませんでした:

  • コンポーネント構造のリファクタ
  • ハイドレーションの不一致対応
  • Node.jsサーバーインフラの構築
  • キャッシュ設定

でもやる価値あり。

今は全クローラー(AI含む)にコンテンツが見えます。JS実行の有無で悩まなくなりました。

推奨:

新規構築ならSSR(Next.js, Nuxt等)が理想。移行ならコンテンツ密度の高いページから着手を。

S
StaticSiteAdvocate JAMstack開発者 · 2026年1月9日

静的サイト生成(SSG)はAI可視性でさらに優れています。

SSGが勝る理由:

  • 100% HTMLコンテンツ
  • SSR不要
  • 超高速ロード
  • 完全なキャッシュ性
  • クローラーへの最大のアクセシビリティ

当社の事例:

  • マーケティングサイトはHugo(5,000ページ)
  • デプロイ時に事前ビルド
  • CDNでグローバル配信

AIクローラビリティ:100%

どのページも純HTML。全AIボットが全てにアクセス可。

トレードオフ:

SSGはリクエスト毎に変わらないコンテンツ向き。動的(ユーザーごと・パーソナライズ)はSSRやハイブリッドが必要。

推奨構成:

  • マーケティング → SSG
  • ブログ/ドキュメント → SSG
  • EC → SSR
  • アプリ → ハイブリッド(重要はSSR、操作はCSR)

用途ごとに最適な手法を選んでください。

P
PerformanceSEO Expert · 2026年1月8日

パフォーマンス観点から見たSSRとAI:

コアウェブバイタル(CWV)の改善:

SSRは通常、以下を改善します:

  • LCP(Largest Contentful Paint)― 表示速度向上
  • FID/INP ― JSがメインスレッドを妨げにくい
  • CLS ― レイアウト安定

AIにとってなぜ重要か:

  1. GoogleはCWVを順位要因とする
  2. UX信号が強い=権威性向上
  3. 高速ページ=クローラー体験向上

当社顧客データ:

CWV指標CSRSSR
LCP4.2秒1.8秒
INP220ms85ms
CLS0.150.05

AI可視性との相関:

CWVが良いサイトはAI引用も多い傾向。同じ品質信号・クロール体験・サイト権威性が理由と考えます。

SSRはパフォーマンスもAI対応も両立できる選択です。

E
EnterpriseArch エンタープライズアーキテクト · 2026年1月8日

大規模サイトのレンダリングアーキテクチャについて:

複雑性:

大規模サイトは用途ごとに異なる要件を持ちます:

  • マーケティングページ(情報重視)
  • 商品カタログ(動的データ)
  • ユーザーアカウント(パーソナライズ)
  • ドキュメント(リファレンス)

当社のハイブリッド戦略:

ページ種別            → レンダリング手法
マーケティング         → SSG(ビルド時)
ブログ/ドキュメント   → ISR(インクリメンタル静的)
商品ページ            → SSR(動的データ)
ダッシュボード        → CSR(認証済み)

Next.jsでの実装例:

// マーケティング - getStaticProps (SSG)
// 商品 - getServerSideProps (SSR)
// ダッシュボード - クライアントサイド専用

各セクションのAI可視性:

セクション手法AI可視性
マーケSSG100%
ブログISR100%
商品SSR95%
ダッシュボードCSRN/A(認証)

重要なポイント:

コンテンツの目的ごとに手法を合わせること。全てSSRにしなくていいが、重要なコンテンツは必要。

SC
SEO_Consultant · 2026年1月8日

AI向けレンダリングの監査方法:

簡易テスト:

  1. ブラウザでJavaScriptを無効化
  2. ページを開く
  3. コンテンツが見えるか?

見えなければ→AIボットも見えない可能性大。

技術的監査:

curl -A "custom-bot" https://yoursite.com/page | grep "your content"

レスポンスにコンテンツがなければ→問題あり。

利用ツール:

  • Chrome DevTools → JS無効化
  • Google Search Console → URL検査
  • Screaming Frog → JavaScriptレンダリングモード
  • Am I Cited → AI可視性の確認

よくあるパターン:

CSRサイトは多くの場合、

  • Google順位は良好(JSレンダリング対応)
  • Bing順位は不安定(JS対応に差)
  • AI引用は少ない(ボットがJS非対応)

Google順位とAI可視性が一致しないなら、レンダリングが原因かもしれません。

F
FrameworkExpert · 2026年1月7日

AI対応レンダリングのためのフレームワーク推奨:

SSR向きの最良フレームワーク:

フレームワーク言語SSR品質手軽さ
Next.jsReact優秀
NuxtVue優秀
SvelteKitSvelte優秀
RemixReact優秀
Astroマルチ優秀

静的サイト向け:

ジェネレーター速度柔軟性
Hugo超高速
11ty高速
Gatsby
Astro高速

移行推奨パス:

React SPA → Next.js(最も簡単な移行) Vue SPA → Nuxt(最も簡単な移行) ゼロから構築 → Astro(最も柔軟) コンテンツ重視 → Hugoまたは11ty(最速ビルド)

よくある間違い:

プリレンダリングを後付で追加しないこと。設計段階からSSR前提でコンテンツ設計を。

DS
DevOps_SEO_Dan OP テクニカルSEOリード · 2026年1月7日

素晴らしい議論ですね。まとめます:

レンダリング戦略の意思決定フレームワーク:

AI可視性には、JavaScript不要でHTMLで見えるコンテンツが必須です。

AIアクセシビリティ順の選択肢:

  1. SSG(静的サイト生成) ― 最良。全てビルドタイムHTML。
  2. SSR(サーバーサイドレンダリング) ― 優秀。リクエスト毎にHTML生成。
  3. ISR(インクリメンタル静的再生成) ― 良好。ハイブリッド手法。
  4. ダイナミックレンダリング ― 良い。ボットはSSR、ユーザーはCSR。
  5. CSR+プリレンダリング ― 可。設定次第。
  6. 純粋CSR ― 不可。多くのAIボットが見えない。

移行優先順位:

  1. コンテンツページ(ブログ、ドキュメント、マーケ)― 最優先
  2. 商品・サービスページ ― 高
  3. カテゴリ・リストページ ― 中
  4. ユーザー専用ページ ― N/A(AI対象外)

技術チェックリスト:

  • JS無効でもコンテンツ表示
  • curlレスポンスにコンテンツ含む
  • クローラーで全文確認
  • Am I CitedでAI可視性検証
  • ハイドレーション不一致なし

2倍の改善は唯一の変更点から: HTMLレスポンスでコンテンツを見せるようにしただけ。

良質なコンテンツでもAI引用が少なければ、レンダリングを見直してみてください。

皆さん、技術的な洞察をありがとうございました!

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Frequently Asked Questions

サーバーサイドレンダリング(SSR)はAIの可視性を向上させますか?
はい、SSRはコンテンツをHTMLで直接提供するため、AIクローラーが即座にアクセスできます。クライアントサイドレンダリング(CSR)の場合、JavaScriptの実行が必要ですが、多くのAIボットは完全には対応していません。SSRにより、すべてのAIシステムがコンテンツにアクセス可能となります。
AIボットはJavaScriptをレンダリングできますか?
一部は可能ですが、多くはできません。Googlebotは遅延しつつJSをレンダリングしますが、ChatGPTやPerplexityのトレーニング用クローラーの多くはJavaScriptを完全には実行しません。SSRならこの不確実性がなくなり、コンテンツを直接提供できます。
AI最適化のためのレンダリングオプションには何がありますか?
主な選択肢は、完全なSSR(全コンテンツをサーバーレンダリング)、ハイブリッドレンダリング(重要部分はSSR、インタラクティブ要素はCSR)、静的サイト生成(ビルド時に事前レンダリング)、ダイナミックレンダリング(ボット用にSSR、ユーザー用にCSR)などです。

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